■ドジャーズが球団史上初のワールドシリーズ2連覇
メジャーリーグ・ワールドシリーズ最終戦となる第7戦が行われ、ロサンゼルス・ドジャーズがトロント・ブルージェイズに勝利し、昨年の優勝に続いてワールドシリーズ2連覇を達成した。

ドジャーズは、先発の大谷が3回までで3点を失い劣勢となったが、徐々に点差を詰め同点に追いつき延長戦となった。ドジャーズは、先発投手を投入してブルージェイズの強力打線に対抗し、9回途中から11回まで山本由伸が無失点に抑え、1点差で勝利をもぎとった。
■現代野球では考えられないような活躍で伝説の投手となった山本由伸「神様・仏様・山本様」

前日に先発投手として出場し6回を投げた山本由伸が、9回途中から11回まで2イニング以上を投げ、緊迫した試合で無失点に抑え、ワールドシリーズ2連覇をもぎとった。
先発、中継ぎ、抑え、という分業制が発達した現代野球では考えられない山本由伸の活躍で、ロサンジェルスドジャースが球団史上初のワールドシリーズ2連覇を達成した。
山本の活躍には当てはまる言葉もなく、思いつく言葉は「神様・仏様・山本様」しかない。
■67年前の伝説の投手・稲尾和久「神様・仏様・稲尾様」

1958年、日本プロ野球の日本一球団を決める日本シリーズ(7試合制)は、セントラルリーグ優勝の巨人とパシフィックリーグ優勝の西鉄ライオンズの対戦だった。第1戦から第3戦まで巨人が勝利したが、西鉄のエースだった稲尾和久が、第4戦から第7戦まで4連騰でチームを勝利に導いた。
スポーツ紙は、稲尾の4連投4連勝の偉業を讃え「神様・仏様・稲尾様」と大きな見出しを付けて報道した。
稲尾和久は、1961年にはシーズン最多記録42勝を達成した。通算成績では、14年間で276勝137敗,防御率1.98という圧倒的な成績を残している。


