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長州力「俺からタックルとったら一本で良いよ」

■UWFインターナショナルの台頭

UWFインターナショナルは、高田延彦を社長として1991年に旗揚げし、ゲーリーオブライト、ベイダー、トレバーバービック、北尾光司などの大物選手を出場させ、かなりの人気を得ていた。
また、5団体のエースに参加を呼びかけた「1億円トーナメント」などを実施し、他団体に対して挑発的であった。

長州力にとってはUWFは邪魔であった

1988年から新日本プロレスの現場責任者となっていた長州力にとっては、UWFインターナショナルは邪魔な存在であった。

長州力は、UWFとの対抗戦を組み、UWFをつぶすことを考えていた。

長州力は自信満々であった

長州力がインタビューで答えた発言によると、「新日本プロレスの道場で日々練習している技術が最強」であると考えており、新日本プロレスの選手がUWFの選手に負けるはずはなく、明らかに差があるという趣旨のことをたびたび述べていた。

長州力自身も、オリンピック代表となったレスリングの実力と新日本の道場で培った技術に絶対的な自信を持っていた。

■東京ドーム「新日本プロレス vs UWFインターナショナル」対抗戦でUWFは大きなダメージを受ける

1995年10月9日、東京ドーム「新日本プロレス vs UWFインターナショナル」8試合が組まれた。

結果は、新日本プロレスの5勝3敗であり、最終試合「武藤敬司 vs 高田延彦」で、武藤が古典的なプロレス技である足4の字固めで勝ったことが、UWFに大きなダメージを与えた。

10.9に限らなければ対抗戦の勝敗に差はなかったが10.9のダメージが大きかった

10.9以外にも対抗試合はたびたび行われ、勝敗としては勝ったり負けたりであり、新日本プロレスが勝率でUWFを圧倒したわけではなかった。

しかし、10.9の衝撃によりUWFは大ダメージを受けた。

その後、UWFインターナショナルは1996年に解散に追い込まれた。原因としては多数の事項があったが、「長州力につぶされた」というイメージが残った。

■長州力の絶対的自身が表れた言葉「俺からタックルとったら一本で良いよ」

10.9が決定してから試合当日まで、長州力はたびたびインタビューを受け、自信満々の発言をしていた。

「新日本プロレスが負けるわけがないし、自分がUWFの選手と対戦して負けるわけがない」と言っていた。

この発言は、レスリング技術において自分のほうが明らかに上であり、UWFの選手が自分に勝つはずはないし、タックルで倒すことも絶対にできないという説明の中で出た発言である。

「俺からタックルとったら一本で良いよ」

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