■桜庭和志‥
◆秋田県出身
◆1969年7月14日生
◆180cm85kg
◆UWFインターナショナル→キングダム→高田道場→フリー
略歴
1993年8月、UWFインターナショナルからプロレスデビューする。
1995年、新日本プロレスとの対抗戦に何度も出場する。
新日本プロレスとの対抗戦で高い評価
UWFの金原弘光と組み、新日本の永田裕志・石澤常光と対決した試合では、レスリング技術が高い選手同士の試合として評価された。
1996年12月、UWFインターナショナルが解散し、キングダムに移籍する。
UFC JAPAN優勝でブレイク「プロレスラーは本当は強いんです」
1997年12月21日、UFC JAPANヘビー級トーナメントで優勝した後、「プロレスラーは本当は強いんです」と発言し、話題となった。
1998年、高田道場に移籍する。
PRIDEでグレイシーハンターとなる
1998年からPRIDEに出場し、グレーシー柔術を駆使する格闘家を次々と倒し「グレーシーハンター」となる。
ホイラーグレーシーとの試合後、ヒクソングレイシーに挑戦表明、ヒクソンは受けず
1999年11月、ホイラー・グレイシーと対戦し、チキンウィングアームロックで勝利する。
ホイラーはギブアップせず、セコンドのヒクソングレイシーもタオルを投げず、レフェリーストップとなり、グレイシー側は抗議した。
桜庭和志「あそこからどうやって逃げたのか知りたいです。次はお兄さん僕と勝負してください」
ホイスグレイシーとの試合が大ヒット・プロレス大賞MVP
2000年5月、ホイスグレイシーと対戦し、桜庭がローキックでホイスにダメージを与え続け、セコンドのホリオングレイシーがタオルを投げ、桜庭の勝利となった。
この試合が大ヒットし2000年度プロレス大賞MVPを獲得した。
エリオグレイシーが桜庭を認めた
エリオグレイシーは、グレイシー柔術の技術体系を構築し、グレイシー柔術を発展させた中心人物で伝説的な人物であり、ホイスグレイシーの父でもある。
ホイスのサポート役としてリング下にいたエリオは、桜庭のトリッキーな動きにホイスが翻弄される場面では、「こいつやりおるな」という顔を見せた。
試合後、自分の息子を負かした桜庭が握手を求めてきたときも快く応じ、桜庭に敵意を持つような表情をしなかった。
グレイシー側のセコンドが「何でグラウンドで勝負にこないのか」などと文句を言うと、
エリオは「試合なんだからそんなことをいうな。勝った勝者を称えろ。」という主旨の言葉を言い、息子たちをなだめたという。
2000年8月、ヘンゾグレイシーと対戦し、バックをとられた後にアームロックを極め勝利した。
2000年12月、ハイアングレイシーと対戦し、判定勝ちとなる。
ルール改正・強豪相手に苦戦
2001年3月、バンダレイシウバと対戦し、サッカーボールキックでやられた。この大会からグラウンド状態での頭部への蹴りによる攻撃が解禁されていた。シウバにはこのあとも苦戦した。
2001年、クイントンジャクソンと対戦し、スリーパーホールドで勝利する。
2002年8月、ミルコクロコップと対戦し、TKO負けを喫する。
2002年11月、ジルアーセンに勝利する。
2003年大晦日、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラと対戦し、判定負けを喫する。
2005年、ケンシャムロックと対戦し、打撃で勝利する。
2005年大晦日、美濃輪育久と対戦し、アームロックで勝利する。
2006年、高田道場を離脱する。
ヌルヌル秋山に激怒
2006年大晦日、ヌルヌル秋山と対戦し、パンチを受け続け、試合裁定はKO負けとなった。しかし、秋山が全身にクリームを塗っていたため桜庭は手が滑り、試合中からレフェリーに抗議していた。数日後に秋山の反則行為で無効試合となった。
桜庭和志「彼は万引きおばさんと一緒で、一度謝ってもまた何度もやるはず。だから謝る必要はないし、もう会いたくない」
2007年6月、ホイスグレイシーと再戦し、判定負けとなり、リベンジされる。
2007年9月、柴田勝頼と対戦し、腕ひしぎ逆十字固めで勝利する。試合後、船木誠勝とヒクソングレイシーに対戦を希望した。
2007年大晦日、船木誠勝と対戦し、チキンウィングアームロックで勝利する。
新日本プロレスに参戦
2012年8月、柴田勝頼とともに、新日本プロレスに参戦する。
2013年1月4日、東京ドーム大会で、インターコンチネンタル選手権でチャンピオン中邑真輔と対戦し敗れる。
2013年7月、永田裕志と対戦し、腕ひしぎ逆十字固めで勝利する。
2014年11月、鈴木みのるからキドクラッチで勝利する。鈴木はUWF出身どうしの対決で丸め込み技で決着させたのが気に入らず、再度対戦要求した。
2015年1月4日、鈴木みのると対戦し、レフェリーストップで敗れる。
2017年6月、UFC殿堂入りする。
NOAHに参戦
2019年9月、杉浦軍のメンバーとなり
2020年8月30日、杉浦貴と組み、GHCタッグ王座を獲得する。
獲得したタイトル
プロレス大賞MVP(2000年)
GHCタッグ王座
UFC-Jヘビー級トーナメント 優勝(1997年)
SHERDOG 殿堂(2014年)
UFC パイオニア部門 殿堂(2017年)