アメリカのトランプ大統領が、北朝鮮の金正恩委員長に親書を送っていたことがわかった。金正恩委員長の実妹である金与正氏が、3月22日、トランプ米大統領が金委員長に親書を寄せたことを明らかにした。
▲アメリカ･トランプ大統領
トランプ氏は親書で「米朝関係を前進させるための構想」を説明し、「新型コロナウイルスの深刻な脅威から自国民を保護するために尽力している金委員長の努力に対する感動を伝える」と記したという。
またトランプ氏は、感染拡大防止に向けて関係機関が協力する意向があり「金委員長と今後、緊密に連携していく」と伝えてきたという。
▲北朝鮮･金正恩朝鮮労働党委員長
北朝鮮･金委員長は、2020年3月に入ってから、2日、9日、21日の3度にわたってミサイル発射を行った。
コロナ対策で北朝鮮にかまっている場合ではないという各国情勢の中、3度目のミサイル発射でようやく頼みの綱であるトランプ大統領が反応を示してくれたということになる。