■ハルクホーガン‥
◆アメリカ出身
◆1953年8月11日生
◆201cm137kg
◆NWAフロリダ地区→新日本プロレス→WWE
1977年8月、ヒロマツダのトレーニングを受けた後、覆面レスラーとして、NWAフロリダ地区からプロレスデビューする。
1979年6月、NWAサウスイースタンヘビー級王座を獲得する。
WWFで大ブレーク
1979年12月、WWF(現WWE)に、「ハルクホーガン」として出場する。
フレッドブラッシーをマネージャーとし、初登場から20連勝以上の成績を残し、「マディソン・スクエア・ガーデンの奇跡」と言われた。
新日本プロレスで活躍「イチバーン!」が流行る
1980年からWWFと新日本プロレスが提携し、新日本プロレスへの出場が増える。
WWF、AWA、新日本プロレスに出場するようになり、世界的知名度が高まった。
勝利した後に「イチバーン!」と叫ぶのが定番となり、「ICHIBAN」という言葉が「NO.1」を意味する言葉としてアメリカ人に知られるようになった。
1983年、第1回IWGPリーグ戦の初代王者となる。アントニオ猪木との決勝戦では、アックスボンバーで猪木をKOし、日本中に衝撃を与えた。
アントニオ猪木がKOされ、舌を出して失神している写真が日本中で話題となった。
アントニオ猪木の技術を吸収
ハルクホーガンは、アントニオ猪木と戦うことにより、プロレスの技術、レスリングの技術、試合の駆け引きの技術などを吸収していった。
WWFのスーパースターになってからは、アメリカでは派手なパフォーマンスの試合を行い、日本ではグラウンドの技を織り交ぜた試合運びをすることが多かった。
WWFのスーパースターとなる
1983年12月、WWFと専属契約を交わした。
1984年1月、アイアンシークに勝利し、WWF世界ヘビー級王座を獲得し、WWFのトップレスラーとなる。ハルクホーガンのファンは「ハルカマニア」と呼ばれ、ハルクホーガンは全米のスーパースターとなった。
1985年3月、レスリングとハルカマニアを足した名称「レッスルマニア」の第1回大会が開催された。
ハルクホーガンは、WWF世界王者として君臨し、これ以上ないほどのスーパースターとなった。
WWFを退団
1993年、俳優への転身を理由に、WWFを退団した。
その後、新日本プロレスのビッグマッチに出場した。
WCWに移り「nWo」で再びムーブメントを起こす
1994年、WCWに出場するようになり、リックフレアーとWCW世界ヘビー級王座を争った。
1996年7月、ヒールに転向し、ケビンナッシュ、スコットホールとともに「nWo」を結成し、「ハリウッド・ハルクホーガン」を名乗った。nWoは大ヒットし、再びWWF時代を凌駕するほどの大ムーブメントを起こした。
▲ケビンナッシュ・ハルクホーガン・スコットホール
nWoは日本でも大ヒット
nWoのムーブメントは日本にも及び、蝶野正洋が「nWoジャパン」を結成し日本で大ヒットさせ、プロレス大賞MVPを獲得した。
▲ヒロ斎藤・蝶野正洋・武藤敬司・天山広吉
WWEに復帰
2002年、ハルクホーガンはWWE(旧WWF)に復帰し、ザ・ロックやブロックレスナーとともにトップレスラーとして活躍した。
WWE殿堂入り
2005年4月、WWE殿堂入りを果たした。
2020年12月、nWoとしてWWE殿堂入りを果たした。
獲得したタイトル
IWGPリーグ戦優勝(1983年)
MSGタッグ・リーグ戦優勝(1982年・1983年)
NWAサウスイースタン・ヘビー級王座(北部版)
NWAサウスイースタン・ヘビー級王座(南部版)
WWF世界ヘビー級王座 / WWF統一王座
WWE世界タッグ王座
ロイヤルランブル戦優勝
WWE殿堂:2005年、2020年
WCW世界ヘビー級王座