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北斗晶「私は最強ではない。でもあの柔道かぶれにだけは絶対に負けない」

1993年、全日本女子プロレスとLLPWの団体対抗戦の中で、最も注目されヒートアップしたのが「北斗晶 vs 神取忍」であった。北斗晶は、神取忍のプロレスに対する考え方が許せなかった。


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プロレス観の違い・・「相手の心を折る」神取忍 vs 「徹底的に客を楽しませる」北斗晶

神取忍は、全日本選抜柔道体重別選手権3連覇、世界柔道選手権大会3位、福岡国際女子柔道選手権2位など、柔道家として輝かしい実績をひっさげ、1986年からプロレスラーに転向した。1987年、ジャッキー佐藤と険悪な関係となり、プロレスの範疇を超えた「相手の心を折る」シュートマッチを行った。

北斗晶は、1985年から全日本女子プロレスでデビューし、女子プロレス黄金時代を造ってきた先輩たちの教え「徹底的にお客さんを楽しませる」ことにこだわりをもったプロレスラーであった。北斗は、神取のプロレスの範疇を超えたシュートを仕掛けるようなところが許せなかった。そのような神取のことを「プロレス愛がない柔道かぶれ」(主意)と言っていた。

1993年、全日本女子プロレスとLLPWの団体対抗戦が始まり、「北斗晶 vs 神取忍」の抗争が始まった。

プロレス史に残る名勝負

1993年4月2日、横浜アリ-ナで行われたシングルマッチ「北斗晶 vs 神取忍」は血みどろの戦いとなった。序盤で、北斗の挑発に怒った神取が北斗の腕関節を外し、北斗は関節を入れなおして戦い続けた。神取が北斗を場外の机にパイルドライバーで突き刺し、北斗の頂頭部から血が流れ出た。神取も場外乱闘でいつのまにか流血していた。2人ともパンチで殴り合い、どちらも血まみれになった。両者が同時にパンチを出し、両者同時にダウンし、北斗が神取に覆いかぶさったところで3カウントが入った。


▲北斗が神取に覆いかぶさり3カウントが入った。

「おまえにはプロレスを愛するこころがない。柔道かぶれのお前にまけてたまるか」

敗れた神取は「これで終わりじゃねえぞ」と言い残しリングを去った。北斗は神取に対し、「おまえにはプロレスを愛するこころがない。柔道かぶれのお前にまけてたまるか」と言い放った。

「私は最強ではない。でもあの柔道かぶれにだけは絶対に負けない」

試合後、北斗は意識朦朧のままで、セコンドの肩を借りて、リング裏の会見場にたどりついた。フジテレビアナウンサーから「神取選手に勝ったのだから、"プロレス界最強"を名乗っても良いでしょう」と言われると、北斗は「最強じゃないよ・・・いったい何が起こったのか、勝ったのか負けたのかわからないが・・・あの柔道かぶれにだけは絶対に負けない、絶対に負けない」と述べた。


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